FBAの12か月超の在庫に月20円の最低手数料。在庫年齢レポートで自店の金額を出す計算手順
長期在庫追加手数料の仕組み
FBAの在庫には、毎月の在庫保管手数料(容積×日数)とは別に、長く置いた在庫にかかる長期在庫追加手数料(長期在庫保管手数料と呼ばれることもあります)があります。Amazonの公式ページでは「270日超から段階的に発生する」と説明されています。評価は毎月15日時点の在庫を基準に行われるとされています。
2026年4月15日からは、ここに「12か月(365日)を超える在庫は1点あたり月20円を下回らない」という最低手数料が加わりました。2025年12月12日の告知によるもので、初回の請求は2026年4月22日とされています。メディア商品の最低手数料は、それまでの1点10円から20円に上がりました。
つまり12か月超の在庫は、容積で計算した金額と「20円×点数」の大きいほうが毎月かかる、と読むのが自然です。正確な料率と条件はセラーセントラルの料金ページで確認してください。この記事は告知の要点をまとめたもので、税務や法務の助言ではありません。
在庫年齢レポートで数える
自店の金額を出すのに使うのは、セラーセントラルの在庫年齢レポート(FBA在庫の在庫年齢)です。商品ごとに、保管日数の区分別(0〜90日、91〜180日、181〜270日、271〜365日、365日超)の点数が出ます。
- 在庫年齢レポートをダウンロードします
- 「365日超」の列を合計します。これが最低手数料の対象点数です
- 「271〜365日」の列も見ておきます。来月以降に12か月超へ移る候補です
- 別に長期在庫追加手数料の推定額を出すレポートがあれば、容積ベースの金額と突き合わせます
レポートの列名は変わることがあります。見当たらないときは、セラーセントラルの「レポート」からFBAの在庫関連のレポートを探してください。
計算例
- 365日超の在庫が30点なら、最低手数料だけで月600円(20円×30点)。1年なら7,200円です
- 容積の大きい商品は、容積ベースの金額のほうが20円を上回ることがあります。出品者向けの解説記事では、366日以上の料率は1,000立方センチメートル(10cm角)あたり月34円台と紹介されています。20cm×15cm×10cmの箱(3,000立方センチメートル)なら月100円ほどになる計算で、この場合は最低手数料ではなく容積の金額がかかります
小さくて安い商品ほど「20円の最低手数料」が効き、大きい商品ほど容積の金額が効く、と覚えておくと見当がつきます。
減らし方は3つ
- 返送・所有権の放棄。セラーセントラルの「返送/所有権の放棄依頼」で、対象の在庫をFBA倉庫から出します。評価日(15日)より前に処理が済んでいるかで、その月の対象になるかが変わる可能性があります
- 値下げして売り切る。1点20円を12か月払うより、値下げ幅のほうが小さいことは珍しくありません
- 入荷を止める。売れ行きの遅い商品は、次の納品数を減らします
判断は商品ごとに違いますが、まず「365日超が何点あって、月いくらか」を数えないと比べられません。
これを毎日自動で数え、告知の変更と合わせて一覧にするのが MLWH です。在庫年齢レポートと出品レポートを渡すだけで、12か月超の在庫の点数と月額、直し方が1枚のレポートになります。ログイン情報は預かりません。